
クイズ本のために描いた中の1点です。
たぶん「仲間はずれの動物はどれかな?」といったところかな。
小学校低学年向けだったと思います。
手塚治虫先生…僕は最初からイラストレーターをめざしていたわけではなく、やっぱり夢は漫画家だったわけです。でもストーリーを練って長い漫画を根気よく描けるタイプではないので、1コマで勝負できるイラストに流れたわけですね。すると世代として、ごくごく自然に手塚さんに「先生」がつくわけですね。…が、漫画の上手い人は動物を描かせるとよくわかるとおっしゃってました。
激しく同意します。
以来、意識して動物を描きます。
全身と表情の特徴を掴んで、柔らかで親しみのあるイラストに落ち着けるのは、習字のエッセンスが「永」の字に凝縮されているのに似て、イラスト、漫画のいろんなものが要求されていると思います。
今の日本の漫画は、絵の巧さはほとんど置き去りにされているようですが(最近、ほとんど全く漫画読まないので、リアルタイムとかけ離れていたらごめんなさい)。
スポンサーサイト
trackbackURL:http://sakaiya21.blog.fc2.com/tb.php/110-2359d1f9